珍道中☆ハイヤーセルフと二人づれ

好きなコトバは『他力本願』 四国在住のアラフィフ。ハイヤーセルフ♪目に見えない存在と共に歩める幸せに どっぷり浸っています。珍道中になるであろう私の体験キロク。見てくださる方の心が軽~くなるような ブログにしたいです♪

” ひとりぼっちで死なせない ”~依存症高齢者の介護施設~後編

菅沼さんが急性肺炎で亡くなった。
親戚に連絡をとったが引き取りを断られた。

 

入る墓があると生前話していたが実際は違っていたようだ。

 

念願だった両親と同じ墓に入ることは叶わなかった。
赤の他人である栗原さんが葬式をし遺影に毎日
線香をあげている。

 

栗原「僕達が出来るのは疑似家族でも、家族だと
いう温かい繋がり。それを作ってあげる方が
やりやすい …」

 

遺影に向かい「何も出来なくてごめんな。俺も
行くから待ってろよ」お骨袋を撫で手を合わせる。

 

施設が始まって5年。引き取り手がない遺骨は
10を越えた。

 

今年2月。菅沼さんの遺骨は、他の遺骨と共に
近くの寺に納骨された。

 

 

ある日、新城さんは行動に出る。
電話で関わりを拒否された沖縄の叔父の家を直接、
訪問。旅費は栗原さんが負担。

 

栗原「死んでからでは(親族に)何かをお願いする
ことが出来なくなってしまう。生きてるうちに聞いておきたい。」

 

叔父は居た。20年ぶりの再会に戸惑いながらも
家にあげてくれた。

 

叔父は彼に家を構えてあげていたが放ったらかし、
祖母の死に目にも大酒を飲んで会わず迷惑ばかり
かけていた。

 

栗原さんが2人の仲を取り持つ。
握手やお詫びを促し、よい縁が続くように道をつくる。

 

家族との繋がりを願った栗原さんの決断が長年の
わだかまりを和らげました。

 

そして墓参りへ。
祖母に謝りたいという長年の願いは叶った。

 

この時の為に8年間、一滴も酒を口にしなかった。
出来ることなら同じ墓に入りたい。
酒を断つ日は これからも続きます。

 

栗原さんは、春から早稲田大学 通信学部に進学をする。

 

福祉医療へ進み依存高齢者が、どうすれば、家族や社会に受け入れられるのかを探します。

 

栗原「過去を問うんじゃなく現在を受け入れて
仲間の中に入れられる社会作り。
むしろ歓迎してくれる社会。
たとえ犯罪者であろうと、その本人が変わろうとしてたら応援してあげられる地域だよね。
無理だから何もしなきゃ 何も起きないからね。
アクションを起こそうよって。」

 

酒や薬物のない1日1日をつみ重ねる依存症の
高齢者たち。
人生の終わりを意識しながら懸命に生きる。

 

最後に取り戻した大切な人との繋がりが、
孤独に埋もれていた依存症の人生に温かな彩りを
与えてくれます。

 

最後は新城さんと叔父、ベッドに寝ている叔母の
3ショットだった。

 

 

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国立病院機構  久里浜医療センター 木村充 医師は
「断酒をすれば認知機能は回復する」
とTVいばらきeyeでコメントを出されていました。

 

 

○断酒の自助グループには「AA」「断酒会」
などがある。

 

断酒会→全国47都道府県にあり、全日本断酒
連盟が取りまとめている。
家族も参加し、酒害体験を本人も家族も話す。

 

 

○新宿OP廣瀬クリニックによるアルコールなど
依存症についての動画YouTube多数あり。


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PAKUTASO :©️エリー