珍道中☆ハイヤーセルフと二人づれ

好きなコトバは『他力本願』 四国在住のアラフィフ。ハイヤーセルフ♪目に見えない存在と共に歩める幸せに どっぷり浸っています。珍道中になるであろう私の体験キロク。見てくださる方の心が軽~くなるような ブログにしたいです♪

「見えず 聞こえずとも~ある夫婦の幸せさがし~」あの日 あの時 あの番組より(前半)

最近みたTVが印象に残ったのでシェアしたいと
思います。

 

京都府丹後半島で暮らす、
梅木好彦さん(68歳) 久代さん(65歳)夫婦。

 

久代さんは盲ろう者  (ヘレン・ケラーと同じ、
目と耳の両方が不自由 )

 

2歳の時、原因不明の高熱から聴力を失う。
30歳頃からは視力がおち、50代になると
かすかな光しか感じられなくなりました。

 

父親は、聴力を失った彼女に毎日 日記を書かせ
懸命に字を教えました。

 

22歳で最初の結婚、30代で離婚。
追い討ちを かけるように視力がおち、
見えない 音もない、光のない世界を味わう。

 

それは明るさが無く、
耳からの楽しみが全くない真っ暗な世界。
迷いが増え、暗闇の中を進む感じ。

 

そんな中、40歳の頃 眼科の先生から、
その後の人生の道しるべとなる言葉をもらう。
「 目の病気というよりも、心の中に目があるから
心の持ち方が非常に大切だ 」

 

その時は 意味が分からなかったが、今は分かる。
楽しい時は明るく、悲しかったりイライラしている時は周りが暗くなってしまう。
心の持ち方 。
 

 

40代で触手話 ( 相手の手に自分の手を重ね
手話を 触って読みとる ) に出会い、明るさを取り戻していく。

 

触手話が出来る介助者を お願いして外に出かける
毎日。そんな時、好彦さんと出会う。

 

彼は大阪生まれ。内気でおとなしく本好きな
少年だった。

 

夢中になった宮沢賢治トルストイの影響で
土と向き合う生き方に強く憧れる。

 

高卒後は親の反対を押しきり、
田舎で自給自足の 生活を始めた。

 

40歳を過ぎた頃、困っている人を助けたいと
思うようになる。

 

目の見えない人を助ける活動に参加し
久代さんと知り合った。

 

自分の世界に閉じこもっていた久代さんの手をとり
外に出る。

 

やがて彼は限界を感じ出した。
ボランティアが終わると、自分の生活に戻る。

 

少しの間、助けるだけ。
久代さんを幸せにしたいと思うなら最後まで
その人生に寄り添うべきだと。

 

2001年 結婚。
好彦さん54歳、久代さん51歳の時。

 

しかし人間としての幸せを教えてもらったのは
彼自信だった。

 

夫「 タンスに服を片づけるのもタテに並べて
すぐ取れるように入れてくれる。
やっぱり居てくれるだけでいいっていう所が
ある。あれをした、何をしたっていうんじゃ
なく 」

 

穏やかな生活の中で見つけた 小さな幸せ。

 

夫「 1人で暮らしてた頃は、何か足りない気持ち
があったが何なのかは 分からなかった。

 

幸せは1人だけのものは無いというふうに
なりました。

 

夫婦で暮らしていると、どちらかが幸せでない
苦しんでいる時は、こっちも苦しみが続いて、
一緒に幸せじゃないと1人だけ幸せになるのは
難しい 」

 

 

                                                 (後半につづく)

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