認知症の第一人者が認知症になった。前半
先日、ドキュメンタリー番組
『認知症の第一人者が認知症になった』を見た。
長谷川和夫さん90歳。
彼が発案した、認知症を診断する検査方法は
病院や施設など、日本中で利用されている。
穏やかでユーモアがある人柄 (^^)
その世界の専門家であり、当事者。
我が家にも認知症の父がいる。
父の心の中を知りたい。
病気で 物忘れをする、確かさの感覚が
減っていく。 何も出来なくなるのか…
不安は想像以上だったそう。
口数が減った理由は『何度も念押しして聞くから
周りが僕をうっとうしくなり・・・
今 聞いても いいのか言わない方がいいのか、
自信が無くなる。
だから寡黙にならざるを得ない』ため。
デイサービスは かつて提唱していた身。
だが行ってみて孤独を味わった。行きたくない。
自分が死ねば家族はホッとするだろう。
それ位オレは皆に負担をかけている自覚がある。
私は衝撃をうけた。
辛いだろう。うっとうしいと思われて。
本当にそう思われているかは分からないが、
彼は そう感じている。
周りに迷惑をかけっぱなし。
そしてソレは増えていく。
共感してくれる相手もいない。
父もそう思っているのだろうか。
娘さんの言葉に救われた『それは お互い様じゃないの』
本当にそうだ。誰にも迷惑をかけず生きる人は
いない。
私も、あなたも お互い様ですよね ^ ^
娘さんは変わっていく親に葛藤し、
時間を経て、受け入れられるようになった。
( 後半へつづく )